以前『グーフィー・ムービー』についての記事を投稿しました。

ここでパワーラインについて述べましたが、ディカペラ版「I2I」の配信も始まったことですし、この曲とパワーラインについては、こちらの記事に記載することにします。
ディカペラのカバーはこちら。AppleMusicなど各種サブスクでの配信も始まっているので、DLして聴いてみてください~
というわけで、ちょっとだけパワーラインについて掘り下げていこうと思います。ほんのちょっとだけ。
ディズニーファンから根強い人気を誇る曲「I2I」は、劇中でパワーラインが歌っています。
パワーラインは『グーフィー・ムービー』の中でマックスが憧れるスーパーアイドル。
この25周年のタイミングでケヴィン・リマ監督が、パワーラインには3人のモデルがいると公表。
プリンス、マイケル・ジャクソン、そして、ボビー・ブラウンだそう。
個人的には、衣装はディーヴォがモデルになってると思います。監督はディーヴォの名前は出してなかったけど。
おそらく、要所要所でみられるムーンウォークなどのパフォーマンスがマイケル・ジャクソンでしょう。
ルックスやダンスはボビー・ブラウン。
ボビー・ブラウンは80年代後半から90年代にかけて、圧倒的人気を誇ったR&Bシンガー。アルバム「Don’t Be Cruel」(1988)は売上1000万枚を超え、全米1位に。
もともとパワーライン役はボビー・ブラウンに依頼する予定だったらしいです。
ボビー・ブラウンのライブパフォーマンスはこんな感じ。似てる…
そしてもう一人のモデル、プリンス。プリンスの要素は歌声にあるでしょう。
If you’re as obsessed with the music as we are, it’s probably because David Z. Rivkin, music producer, engineer and mixer for #AGoofyMovie has, in addition to working with Powerline, made music with many legends, from Etta James to Billy Idol—and Prince! pic.twitter.com/WT8YGbOA5L
— Disney D23 (@DisneyD23) April 11, 2020
ボビー・ブラウンの代わりにキャスティングされたのは、R&Bシンガーのテヴィン・キャンベル。映画公開時、なんと18歳。
日本ではあまり知られていないみたいですが(日本語版wikiなかった)、90年代にヒット曲を飛ばし、グラミー賞に5度もノミネートされている歌手です。12歳のときクインシー・ジョーンズに見いだされデビュー。マイケル・ジャクソンの再来だ、とか、第二のプリンスだ、なんて言われたりしました。
「I2I」と「Stand Out」を制作したデヴィッド・Z・リブキンは、エタ・ジェイムスやプリンスの楽曲を手掛けた音楽プロデューサーです。こんなところにもプリンスとの繋がりが。
テヴィン・キャンベルの曲はバラードが多いですが、たまにあるアップテンポな曲のライブ映像を見ると、パワーラインぽさを感じます。曲調も、衣装のデザインや色も、「うわ~90年代っぺ~!!!」って感じですね。
人気絶頂期に、とある事件を起こし(ここには書けない内容なので気になる方はご自身で調べてください…)表舞台から姿を消してしまいました。
しかし数年後、歌手活動を再開。D23 Expo 2015の『グーフィー・ムービー』公開20周年記念パネルの最後にサプライズ出演し「I2I」を披露。会場を沸かせました。
このときのパネルの本編も公開されていたので、置いておきます。
掘り下げられた気がしないですが、こんな感じで。